ASICS GT-2000 15 と ASICS GT-2000 14 の違い(数値比較)
- ASICS GT-2000 15はASICS GT-2000 14の後継モデルです。
- メーカー公表値で比べる5項目の内訳は、変わった3項目・据え置き2項目です。
- 変わったのは重量・かかとのソール厚・前足部のソール厚です。
- ドロップ・価格は据え置きです。
GT-2000 15と14、どっちを買えばいい?
15が2026年8月6日に出て、14は廃番の扱いになりました。しかも定価は2世代とも16,500円で同じです。値段で選べないとき、何を見て決めればいいのか。
- 少しでも軽いほうがいい人は、15です。270gから252gへ、18g軽い数字が公表されています。
- ソールの厚みが欲しい人も、15です。かかとが36.5mmから38mmへ、1.5mm厚くなりました。
- やわらかい接地感をうたっているほうがいい人も、15です。アシックスは15について、フォーム硬度を前作よりやわらかく調整し「よりソフトな接地感」を追求したと説明しています。これはメーカーの説明で、このサイトが数値で確かめた内容ではありません。
- 幅の広いモデルを探している人は、15です。15にはメンズ・ウィメンズともワイドが別品番で用意されています。14はこのサイトが記録している範囲ではスタンダードのみです。
- 安く買いたい人は、14を探す価値があります。定価は同じなので、差が出るとしたら実売価格のほうです(このページ下の価格欄で確認できます)。
- 迷っている人へ:ここで比べているのはメーカーが公表している数値だけです。走ったときの感じや足への合い方は扱っていません。数値で絞り込んだあと、足に合うかどうかは試着で確かめるのが確実です。
なぜそう言えるのかを、メーカーが公表している数値と素材から順に見ていきます。
理由①:動いたのは重量とソールの厚さで、ドロップと定価は据え置き。5項目のうち3項目が変わり、ドロップと価格は同じままでした。
理由②:ミッドソールの素材名は2世代とも同じ。ただしメーカー自身が「硬さを調整した」と書いています。アシックスは15について、フォーム硬度を前作よりやわらかく調整し「よりソフトな接地感」を追求したと説明しています。名前が同じでも中身が同じとは限らない、が公表資料から読み取れる珍しい組み合わせです。
理由③:安定性の構造は「前モデル同様」と書かれている。どちらも公式が安定性の機能を掲げているシリーズで、15の発表資料にも前モデルと同じ構造を採用したと書かれています。だから「安定性があるかないか」では選び分けられません。
結論:厚くなったのに、軽くなった
このページの「スペックをくらべる」の表が、その内訳です。5項目のうち3項目が動き、ドロップと価格が据え置きでした。
| 項目 | GT-2000 15 | GT-2000 14 | 差 |
|---|---|---|---|
| 重量(片足) | 252g | 270g | −18g |
| ソール厚(かかと) | 38mm | 36.5mm | +1.5mm |
| ソール厚(前足部・算出値) | 30mm | 28.5mm | +1.5mm |
| ドロップ | 8mm | 8mm | 据え置き |
| 定価 | 16,500円 | 16,500円 | 据え置き |
前足部の厚さは、メーカーが公表していません。表の値は、公表されているかかとの厚さとドロップから算出したものです(38−8=30、36.5−8=28.5)。
GT-2000 14
- かかと
- 36.5mm
- 前足部
- 28.5mm(算出値)
- ドロップ
- 8mm
GT-2000 15
- かかと
- 38mm
- 前足部
- 30mm(算出値)
- ドロップ
- 8mm
ソールが厚くなれば、ふつうは材料が増えます。それでも公表値は18g軽いほうへ動きました。この2つが逆向きに動いたところまでが、公表されている数字で確かめられる範囲です。なぜそうできたのかは、次のパートで扱います。
素材の話:名前は同じ「FF BLAST MAX」、ただし硬さは変えたと書かれている
ミッドソールの名前が前の型と同じなら、中身も同じってことだよね?
この世代については、メーカー自身が「変えた」と書いています。素材名は2世代とも同じですが、発表資料に硬さを調整したという記載があります。
15の発表資料には、「ミッドソールには、前作から継続してクッションフォーム材『FF BLAST MAX(エフエフブラストマックス)』を採用し、フォーム硬度を前作よりもやわらかく調整することで、よりソフトな接地感と弾むような反発性を追求しています」と書かれています(アシックス公式プレスリリース →)。
ここから読めるのは2つです。ひとつは、素材名は2世代で同じだということ。もうひとつは、その中身は同じではないとメーカー自身が述べていることです。「よりソフトな接地感」のほうはメーカーが狙いとして述べていることで、このページで確かめた内容ではありません。数値として確かめられるのは、上の表の寸法と重量までです。
なお、FF BLAST MAXが化学的にどの系統のフォームなのか(PEBA系なのかEVA系なのか、といった分類)を示す記載は、アシックスの公表資料に見つかりませんでした。シューズの詳細ページでも、そこは「非公表」のままにしています。それらしい分類で埋めることはしていません。
同じデイリー帯で基準サイズつきの重量を公表している34足は196〜325g・中央値265g(この靴は中央値より−13g)
重量など公表値による行は全モデルで表示します。素材系統に依存する行(反発・温度耐性)は、系統が公表されているモデルのみ表示します。メーカーが化学系統を公表していないモデルについて、シューログは推測で埋めず「非公表」と表示します。なぜ非公表のままにするのかは素材の読み方ガイドで解説しています。
図の記号は素材の種類の略号です。
- PEBA=ペバックス系
- A-TPU=脂肪族ウレタン系(ウレタンの新しい世代)
- SC-EVA=超臨界発泡EVA(高圧のガスで細かく発泡させたEVA)
- TPU=ウレタン系
- EVA=スニーカーなどにも使われる一般素材
系統ごとの一般的傾向(個別モデルの実測値ではありません)。詳しい見方は素材ガイドへ →
スペックをくらべる
比べているのはメーカーが公表している数値と、公表値2つから算出した値です。シューログが計測した値ではありません。履き心地や反発の強さのような、実際に走らないと分からない項目は扱いません。
| ASICS GT-2000 15 | ASICS GT-2000 14 | 新しい方はどう変わったか =新モデル − 旧モデル | 全体の中央値 | |
|---|---|---|---|---|
| 重量 | 252g(27.0cm基準) | 270g(27.0cm基準) | -18g | 262.5g 基準サイズつき64足 |
| ドロップ | 8mm | 8mm | 据え置き | 8mm ロード用107足 |
| ソール厚(かかと) | 38mm | 36.5mm | +1.5mm | 39.3mm ロード用62足 |
| ソール厚(前足部) | 30mm | 28.5mm | +1.5mm | 31.5mm ロード用61足 |
| 価格(メーカー希望小売価格) | ¥16,500 | ¥16,500 | 据え置き | ¥22,000 ロード用112足 |
重量
- ASICS GT-2000 15
- 252g(27.0cm基準)
- ASICS GT-2000 14
- 270g(27.0cm基準)
- 新しい方はどう変わったか
=新モデル − 旧モデル - -18g
- 全体の中央値
- 262.5g
基準サイズつき64足
ドロップ
- ASICS GT-2000 15
- 8mm
- ASICS GT-2000 14
- 8mm
- 新しい方はどう変わったか
=新モデル − 旧モデル - 据え置き
- 全体の中央値
- 8mm
ロード用107足
ソール厚(かかと)
- ASICS GT-2000 15
- 38mm
- ASICS GT-2000 14
- 36.5mm
- 新しい方はどう変わったか
=新モデル − 旧モデル - +1.5mm
- 全体の中央値
- 39.3mm
ロード用62足
ソール厚(前足部)
- ASICS GT-2000 15
- 30mm
- ASICS GT-2000 14
- 28.5mm
- 新しい方はどう変わったか
=新モデル − 旧モデル - +1.5mm
- 全体の中央値
- 31.5mm
ロード用61足
価格(メーカー希望小売価格)
- ASICS GT-2000 15
- ¥16,500
- ASICS GT-2000 14
- ¥16,500
- 新しい方はどう変わったか
=新モデル − 旧モデル - 据え置き
- 全体の中央値
- ¥22,000
ロード用112足
ソール厚(前足部):メーカーは前足部の厚さを公表していません。かかとの厚さとドロップ(どちらもメーカー公表値)から算出した値です。
ほかのシューズと比べた位置
厚さ・重さ・価格が、同じロード用のシューズの中でどのあたりなのかを示しています。棒を押すと、その範囲のシューズ一覧を見られます。
重量基準サイズつき64足 / 145〜351・中央値262.5
ロード用105足の分布(棒の色=重量の基準サイズ/棒をタップ→その帯のシューズ一覧)
▼=この靴▽=比較相手
ドロップ107足 / 4〜10・中央値8
ロード用107足の分布(棒をタップ→その帯のシューズ一覧)
▼=この靴▽=比較相手
ソール厚(かかと)62足 / 27〜46・中央値39.3
ロード用62足の分布(棒をタップ→その帯のシューズ一覧)
▼=この靴▽=比較相手
ソール厚(前足部)61足 / 17〜38・中央値31.5
ロード用61足の分布(棒をタップ→その帯のシューズ一覧)
▼=この靴▽=比較相手
価格112足 / 10450〜49500・中央値22000
ロード用112足の分布(棒をタップ→その帯のシューズ一覧)
▼=この靴▽=比較相手
基本情報
| ASICS GT-2000 15 | ASICS GT-2000 14 | |
|---|---|---|
| 発売日(日本) | 2026-08-06 | 未取得 |
| アッパー | 合成繊維 | 合成繊維 |
| アウトソール | ゴム底 | ゴム底 |
発売日(日本)
- ASICS GT-2000 15
- 2026-08-06
- ASICS GT-2000 14
- 未取得
アッパー
- ASICS GT-2000 15
- 合成繊維
- ASICS GT-2000 14
- 合成繊維
アウトソール
- ASICS GT-2000 15
- ゴム底
- ASICS GT-2000 14
- ゴム底
アッパーとアウトソールは、メーカーの公表内容に基づく表記です。商標名で公表するメーカーと、素材の一般名で公表するメーカーがあります。英語や複数箇所に分かれた記載は、読みやすさを優先して整えている場合があります。
ASICS GT-2000 15の発売日の出典:メーカー公式プレスリリース|取得日 2026-09-02
重さの差18gと、厚さの差1.5mmをどう読むか
上の表と分布で、数字そのものは見えました。動いたのは2つ、重量が270gから252gへ18g軽くなったことと、かかとのソール厚が36.5mmから38mmへ1.5mm厚くなったことです。ここではその2つの数字をどう受け取ればいいかを、言えることと言えないことに分けて書きます。
厚くしながら軽くする、というのはどういうことか
ソールが厚くなったのに軽くなるなんてこと、あるの? どこか削ってるんじゃないの?
公表されている数字の上では、たしかに両方とも起きています。ただし「どこをどう変えてそうなったか」は公表されていないので、こちらでは追えません。
かかとは36.5mmから38mmへ厚くなり、重量は270gから252gへ軽くなっています。同じ材料をそのまま増やせば重くなるはずなので、素材そのものか、使い方のどこかが変わっていることにはなります。
ただし、メーカーが公表しているのは「フォーム硬度を前作よりもやわらかく調整」というところまでで、フォームの密度や、部位ごとの重さの内訳は出ていません。アッパーやアウトソールを含めた、どこで18gが減ったのかは、公表資料からは分かりません。ここを推し量って書くことはしません。
- いま履いている靴の重さとの差で読むのが近道です。252gと270gという2つの数字を見比べるより、手持ちの1足が何gかを知っているほうが、判断に使えます。
- 重量はサイズによって変わります。公表値は特定のサイズ1足ぶんの数字なので、自分の足のサイズが違えば、実際に履く重さも変わります。
- この数字から「走りがどう変わるか」は出てきません。18g軽いという事実までが、公表値で確かめられる範囲です。
ドロップが据え置き、というのは何を意味するか
ドロップは、かかとの厚さから前足部の厚さを引いた差です。この2世代はどちらも8mmで、変わっていません。
いっぽう、かかとの厚さは1.5mm増えています。ドロップが同じままでかかとだけが厚くなることはないので、前足部も同じだけ厚くなっているという関係になります。実際、算出値は28.5mmから30mmへ、やはり1.5mm増えています。
| かかと | 前足部(算出値) | ドロップ | |
|---|---|---|---|
| GT-2000 14 | 36.5mm | 28.5mm | 8mm |
| GT-2000 15 | 38mm | 30mm | 8mm |
つまりこの世代交代は、傾きを変えずに、ソール全体を持ち上げたという動き方です。前の世代で足に合っていた傾きは、そのまま残っていることになります。ソールの厚みだけが両端で1.5mmずつ増えました。
なお、前足部の数字は算出値です。メーカーが公表しているのはかかとの厚さとドロップの2つで、前足部の厚さそのものは公表されていません。
安定性は、この2世代で変わったのか
回内が強いって言われたんだけど、こういう安定系を選んだほうがいいの?
その判断は、このページではできません。足の動きに何が合うかは、公表スペックの外にある話だからです。ここで示せるのは「メーカーが安定性の機能をうたっているかどうか」までです。
15の発表資料には、「前モデル同様『3D GUIDANCE SYSTEM(スリーディガイダンスシステム)』を採用し、弾むような感覚と両立して安定性を得られる構造になっています」と書かれています。加えて、この構造の説明の中に「前モデルよりも靴底の内側の接地面積を広げることで、より安定した足運びをサポートします」という記載があります(アシックス公式プレスリリース →)。
これはメーカーが説明している構造と狙いで、このページで確かめた内容ではありません。数値として比べられるのは、厚さ・重さ・ドロップ・価格の4種類までです。接地面積のような形の違いは、公表値として数字になっていないので、差分表には出てきません。
定価は同じ。実売は同じとは限らない
新型が出たあとって、型落ちを買うのと新型を買うの、どっちが得なの?
この2世代は定価が同じなので、得かどうかは実売価格だけで決まります。そして実売価格は日ごとに動くので、下の価格欄で確かめてください。
2世代とも定価は16,500円です。差は0円で、ここでは選び分けられません。
いっぽう実際に売られている価格は、世代が替わったあとに動きます。前の世代が下がることもあれば、新しい世代が発売直後から値引きされていることもあります。このページの下にある価格欄が、楽天市場とYahoo!ショッピングで実際にいくらで出ているかを、取得日つきで並べています。定価が並んでいるからといって、支払う金額まで同じとは限りません。
なお、14はメーカーの公式ページが確認できなくなっており、シューズの詳細ページでは廃番として扱っています。いま買えるかどうかは、このページの価格欄をご確認ください。取得できた出品が無いときは、その旨を価格欄に表示しています。
よくある質問
14はもう買えないのですか?
メーカーの公式ページは確認できなくなっており、このサイトでは廃番として扱っています。販売店での取り扱い状況までは分かりませんので、このページの価格欄で、取得できた出品をご確認ください。
幅の広いモデルはありますか?
15にはワイドが別品番であります(メンズ 1011C236/ウィメンズ 1012B997)。14については、このサイトが記録している範囲ではスタンダードのみで、ワイドの品番は確認できていません。
どちらかにプレートは入っていますか?
どちらも入っていません。公式ページにプレートの記載がなく、シューズの詳細ページでも「なし」としています。
サイズ感は大きめですか、小さめですか?
答えられません。サイズ感は履いた人の感想としてしか出てこない情報で、メーカーが数値で公表しているものではないからです。代わりに見られるのは、幅の選択肢(15はワイドあり)とサイズ展開までです。
ソールが厚くなったぶん、重くなっていないのですか?
公表値の上では逆で、かかとが1.5mm厚くなったのに18g軽くなっています。ただし、その内訳(どこで軽くなったのか)は公表されていません。
まとめ
- 動いたのは重量とソールの厚さで、ドロップと定価は据え置きです。公表値で比べる5項目のうち、3項目が変わりました。
- ソールは厚くなり、重量は軽くなりました。かかとは36.5mmから38mmへ、重量は270gから252gへ。2つが逆向きに動いています。
- ドロップは8mmのまま据え置きです。かかとと前足部が同じだけ厚くなったので、傾きは変わらず、ソール全体が持ち上がった形になります(前足部は算出値)。
- ミッドソールの素材名は2世代とも同じですが、メーカーは硬さを調整したと書いています。名前が同じでも中身が同じとは限らない、が公表資料から読み取れる組み合わせです。
- 定価は16,500円で据え置きです。差が出るとしたら実売価格のほうなので、下の価格欄で確認してください。
- 幅で選ぶなら15です。15にはメンズ・ウィメンズともワイドが別品番で用意されています。そのうえで、足に合うかどうかは試着で確かめるのが確実です。
いまの価格を見る
メーカーが決めた定価の差は¥0です。ただし店ごとに値引きの幅が違うので、実際に払う額の差はこれとは限りません。いまの価格で見比べてください。
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スペックの見方がわからないとき
ドロップ・ソール厚・重量が、それぞれ何を意味する数字なのかを解説しています。
個別ページ
- ASICS GT-2000 15 の個別ページ → メーカー公表値
- ASICS GT-2000 14 の個別ページ → 発売時公表値
出典:ASICS GT-2000 15(メーカー公表値・取得日2026-08-06)/ASICS GT-2000 14(発売時公表値・取得日2026-08-06)