用途で選ぶ — レース・スピード練習・万能・ジョグ・初めての1足
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シューズを選ぶ決め手は、数値そのものではなくその1足を何のために履くかです。用途が決まると、見るべき数値と、その数値をどちらに振るかが決まります。
この記事では、シューログの入口にある5つ——レース、スピード練習、万能(ジョグ+スピード練習)、ジョグ、初めての1足——について、何のための1足か・見る数値・その条件での検索先を並べます。
運営者が実際に3足を決めた流れ(用途を決めて、数値で絞って、感覚で決める)は私のランニングシューズの選び方にあります。
1足で十分か、用途で分けるかは、後半の「1足で十分? 用途で分ける?」にまとめています。
シューズは数値から入るより、その1足を何のために履くかを先に決めた方が絞り込めます。用途が決まると、見るべき数値と、その数値をどちらに振るかが決まります。
前提 — 用途と練習・レースの関係
結論:分類は「どの練習で主に使うか」で分かれます。レースで履く1足は、目標タイムによって候補が変わります。
下:目標タイム別に候補になる靴(運営者の考え)。
どちらも目安です。
分類について(補足)
1足が複数の分類に登場するのは、複数の使い方を想定した設計のモデルがあるためです。カードのラベルはその靴の代表的な分類なので、この記事の分類と一致しないことがあります。どれで使うかは、走力や目標によっても変わります。この記事は、使う場面がはっきりしている人向けの順に並べています。
上の段は、それぞれの靴が主に想定している練習です。濃い帯が主な範囲、薄い帯は兼ねることがある範囲で、1足が隣の練習を兼ねることはよくあります。
下の段は、レースで履く1足の目安です。レースのペースは走力で変わるので、フルマラソンの目標が完走〜サブ5ならジョグ向け、サブ5〜サブ3.5ならスピード練習向け、サブ3.5〜ならレース向けの靴が候補です。これは運営者の考えで、境目は人によって前後します。
用途ごとに、数値はどれだけ違う?
結論:重さは用途で違い、レース向けがいちばん軽くなっています。定価はレース向けだけが高く、かかとの厚さの中央値は用途で大きくは変わりません。
下の表は、用途ごとの中央値です。中央値は、値を小さい順に並べたときの真ん中の値で、とても重い・高いモデルが少しあっても、平均よりずれにくい値です。
用途ごとの中央値(メーカー公表値・2026年11月5日時点)
| 用途 | 重さ | 定価 | かかとの厚さ |
|---|---|---|---|
| レース(41足) | 200g | 29,700円 | 39.5mm |
| スピード練習(39足) | 245g | 20,900円 | 38mm |
| 万能(25足) | 250g | 19,800円 | 38mm |
| ジョグ(84足) | 272g | 19,800円 | 38.5mm |
スピード練習向けと万能の重さは、レース向けとジョグ向けの間です。定価はスピード練習・万能・ジョグの3つで近い値です。レース用を別に持つと、軽いシューズが手に入る代わりに値段が上がります(1足で十分? 用途で分ける?)。
レース — レースで使う1足
結論:レース向けは、出る大会を決めてから選ぶと絞り込めます。フルマラソンを想定するならクッション、短い距離なら軽さ、というように、必要な軽さとクッションのバランスが変わります。
ここでの「レース向け」は、メーカーがレース用として位置づけているモデルのことで、多くはカーボンプレート入りです。「あなたがレースで履くべき靴」という意味ではありません。目標タイム別に候補になる靴は、第1節の図の下段を見てください。
ここに並ぶモデルは、カーボンプレートや、軽さを優先した設計を採るものが多く、価格帯は掲載している中で最も高くなります。ただしプレートの硬さには合う・合わないがあるとされ、レース用が誰にとっても速く走れる靴とは限りません。まず大会と距離、次に数値の順で絞ってください。
見る数値は2つです。
| 数値 | 見る理由 |
|---|---|
| 重量 | レース後半やロング走での脚の残り、ピッチの上げやすさに影響します。ただし軽い=速い・良いとは限らず、軽量化はミッドソールの厚みや保護性とのトレードオフになりやすい数値です |
| プレートの素材 | 研究では、プレートの硬さを下げても消費エネルギーはほぼ同じでした。硬さが合わない・価格が高い・脚づくりができていないと使いこなしにくい、といった声もあります |
重量を比べるときは基準サイズをそろえてください。メーカーごとに計測の基準サイズ(片足27cm・28cmなど)が異なるため、数値をそのまま比べる前に基準を揃える必要があります。各モデルの基準サイズ(メーカーが公表していない場合はその旨)と出典は個別ページに明記しています。
この用途の掲載範囲は、レースでの使用を想定した用途分類のモデルです。
2026年の箱根駅伝では、出走210人のうち75人(35.7%)がアディダスを履き、ブランド別で2年連続の最多でした(アルペン・FASHIONSNAPの集計、2026年1月)。下のアディオス プロ 4は、そのアディダスのレース用モデルの一つです。
出典(2本)
- 出典:藤原岳久「シューズから見た2026年箱根駅伝(総評版)」Alpen Online マガジン(アルペングループ), 2026(逐語「シューズ着用トップシェアは、今回210名中75足の35.7%で、2025年に続いて2年連続でアディダスとなった。」/同社の速報版ページは値が上書き更新されるため、総評版を出典にしている・2026-09-03確認)
- 出典:張替美希「第102回箱根駅伝、最も履かれたブランドは2年連続「アディダス」 アシックス、プーマも猛追」FASHIONSNAP, 2026(掲載2026年1月3日・合計210人のうちアディダス75人(35.7%)。2026年1月5日の追記で着用数が改訂されている(アディダス74人→75人)・2026-09-03確認)
この用途で探す → レース向けを検索する
レース向けは長持ちする?
結論:軽さを優先して、耐久性を割り切ったモデルもあります。ただ、使える距離を公表しているメーカーは一部だけです。
メーカーが距離の目安を公表している例として、PUMAは一部のモデルで「耐久距離」を公表していて、ヴェロシティ ニトロ 5は800km(目安)、レース用のFAST-R ニトロ エリート 3は約150kmです。ただし距離を公表しているモデルは少なく、測り方も書かれていません。
距離を公表していないシューズの替え時の見方は、耐久性の見方にまとめています。
スピード練習 — ペースを上げて走る日に
結論:スピード練習向けは、レース用とジョグ用の中間です。練習の速い日のための1足を選ぶときの選択肢になります。
インターバルや閾値走のように、ペースを上げて走る日に使うことを想定したモデルです。インターバルは、速く走る区間とゆっくりつなぐ区間を繰り返す練習です。閾値走は、きついけれど保てる速めのペースで、20分ほど走る練習のことが多く、同じ意味で「テンポ走」と呼ぶ人もいます。
レース専用ほど軽さや反発に振り切っていないぶん価格も抑えめで、練習量が多い時期でも選びやすい価格帯です。
見る数値は、重量と厚み、価格です。プレートが入っているモデルなら、その素材も見てください。想定される練習の速さには幅があり、同じスピード練習向けでも重量や厚みはモデルによって大きく違います。用途の名前だけで決めず、重量の数値でも絞って範囲を確かめてください。
この用途の掲載範囲は、閾値走やインターバルでの使用を想定した用途分類のモデルです。
この用途で探す → スピード練習向けを検索する
万能 — ジョグもスピード練習も兼ねたいなら(いわゆる万能シューズ)
シューログの用途の分類(メーカーの用途の表示を第一に、表示が無いモデルは公表値から判定)で、ジョグとスピード練習の両方に入り、レースの分類には入らないモデルです。カーボンプレートの搭載を公表しているモデルは除きます。この一覧に無い靴が、ジョグやスピード練習に向かないという意味ではありません。条件を満たしていても、スピード練習寄りの1モデルはシューログの判断で外しています。
結論:ジョグを中心に、ペースを上げる日にも1足で使いたいときの選択肢です。
スピード練習との違いは、使い方です。速い日用に別の1足を持つか、1足で両方に使うかの違いです。スピード練習(上)とジョグ(下)の一覧に同じモデルがあるのはそのためで、どちらから見ても構いません。
見る数値は、重量と厚み、価格です。ジョグに寄せるなら厚みとクッション、ペースを上げる日を重くみるなら重量、というように、どちらに寄せるかで見る数値の重みが変わります。重量を比べるときは基準サイズをそろえてください。
この用途で探す → ジョグとスピード練習の両方に入るモデルを検索する
ジョグ — 走る量を積むための1足
結論:ジョグ向けは、走る量を積むためのモデルです。1足目に選ぶなら、まずここから見てください。
ジョグ・距離走(LSD)・リカバリーといった、ペースを上げない練習での使用を想定したモデルで、クッションの厚さや幅(ワイズ)の展開が広く、選択肢の中心になります。ただし数が多いぶん、何も決めずに見ると絞りきれません。クッションの厚さ、足幅、価格のどれを優先するかを先に決めてから一覧を見てください。
優先を決めるための絞り込みは3つ用意しています。
| 絞り込み | 中身 |
|---|---|
| マックスクッション | クッションの区分がマックスクッションのモデル(メーカー公式の訴求分類ベース) |
| 幅広 | ワイドまたはエクストラワイドの幅展開があるとメーカーが公表しているモデル |
| 安定性 | メーカーが安定性・オーバープロネーション対応を公表しているモデル。公表が無いモデルは「安定性がない」という意味ではありません |
足幅や甲の高さが合わないと、長い距離で痛みや靴擦れの原因になります。幅が合わないまま大きいサイズで代用すると、長さが余ってかかとや指先が合わなくなることがあります。幅の展開があるモデルなら、長さを変えずに幅だけ合わせられます。ただし最適なフィットは実際の着用で変わるため、数値は目安として使ってください。
ジョグ向けは一番よく履くことになる1足なので、耐久性は耐久性の見方も参考にしてください。
この用途の掲載範囲は、ジョグや距離走での使用を想定した用途分類のモデルです。
この用途で探す → ジョグ向けを検索する
初めての1足 — まだ決まっていないなら
結論:初めての1足は、ジョグ向けでプレートのないモデルが出発点になります。
これは他の4つとは性質が違い、「まだ分からない」という読者の答えに対応する5番目の入口です。用途が決まっていない段階で選びやすいように、シューログ側で条件を決めて絞っています。
プレートの硬さには合う・合わないがあるとされ、脚づくりを前提にすることがあります。そのため、ここではプレートを使っていないとメーカーが公表しているモデルに限っています。プレートの有無を公表していないモデルは含めていません。「非公表」は「プレートが無い」という意味ではないためです。
絞り込みの条件は3つで、すべてを満たすモデルだけが出ます。ただし、条件を満たしていても、スピード練習寄りの1モデルはシューログの判断で外しています。
| 条件 | 中身 |
|---|---|
| ① 用途 | ジョグ・距離走での使用を想定した用途分類 |
| ② プレート | プレートを使っていないとメーカーが公表している |
| ③ 定価 | 定価が2万円以下 |
質問に答えて、定価の帯ごとに靴を見るなら → 初心者のランニングシューズの選び方(4つの質問で候補を絞る)
この一覧からさらに絞るなら、幅の展開があるモデルだけを見ることもできます。
この用途で探す → 初めての1足を検索する
高い靴は要る? 1万円くらいでいい?
結論:高い靴でないと怪我が増える、という裏付けは、調べた範囲の研究では見つかっていません。1万円前後でも、この節の条件(ジョグ向け・プレートなし)に合い、足に合う靴なら候補になります。
調べた範囲では、靴の値段と怪我の関係を、買った後まで追って調べた研究はわずかでした。ベルギーの研究チームが、走る人と歩く人あわせて208人を24週間追った研究では、靴の値段と怪我のあいだに関係は見つかりませんでした。ただし、今の日本で1万円前後の靴を調べたものではありません。
出典(1本)
- 出典:Willems, T. M., De Ridder, R., Roosen, P.「Is consumer behaviour towards footwear predisposing for lower extremity injuries in runners and walkers? A prospective study」Journal of Foot and Ankle Research 12:43, 2019(DOI: 10.1186/s13047-019-0354-x・ゲント大学(ベルギー)の研究チームが、走る人104人・歩く人104人を24週間追った前向き研究。靴の値段と怪我のあいだに有意な関連は見つからなかった(p=0.596)。値段の区分は本文に書かれていない・2026-10-15確認)
楽天市場・Yahoo!ショッピングで取得した掲載価格は、最安値から探す(シューログ調べ)のページに、初めての1足の条件で絞って、安い順に並べています。値下がりしている出品はサイズや色が限られることもあるので、買う前に販売ページで確かめてください。
1足で十分? 用途で分ける? — 研究から分かること
結論:「分けないと損」とも「1足で十分」とも、研究からは言い切れません。手がかりは3つあります——何足かを交代で使うこと、厚底のレース用シューズ、万能シューズです。
① 何足かを交代で使う
市民ランナー264人を追った研究では、2足以上を交代で使っていた人は、そうでない人より怪我のリスクが約4割低い、という結果でした。
ただし、これは観察の研究です。条件を決めて分けた実験ではなく、普段どおりに走る人を記録して比べた研究なので、交代で使ったから怪我が減った、とまでは言えません。用途で分けていたかどうかも、研究の要旨からは分かりません。
出典(1本)
- 出典:Malisoux, L., Ramesh, J., Mann, R., Seil, R., Urhausen, A., Theisen, D.「Can parallel use of different running shoes decrease running-related injury risk?」Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports 25(1):110-115, 2015(DOI: 10.1111/sms.12154・前向きコホート研究(264名・平均15.5週)。靴の使い方は割り付けではなく参加者の自己選択・2026-08-22確認)
② 厚底のレース用シューズ
調べた範囲では、厚底のレース用シューズで、走る効率が平均で数%良くなった、という結果の実験が多くありました。ここでの走る効率は、同じ速さで走ったときに使う酸素の量やエネルギーのことで、少ないほど効率が良いと考えます。タイムを測った数字ではありません。
- ナイキの試作のレース用シューズは、もともとあるマラソン用のシューズ2足より、平均で約4%効率が良い結果でした(18人・重さはそろえて比較)。
- 市販のレース用の厚底シューズ(Nike Vaporfly 4%)でも、ほかのマラソン用のシューズ2足より、使う酸素が2.8%・1.9%少ない結果でした(19人)。
- ジョグくらいのゆっくりのペース(時速7.5〜12km)で比べた実験でも、同じメーカーのレース用は普段用より、使う酸素が約2.5%少ない結果でした(14人)。
ただし、人とシューズによっては逆のこともあります。市販の厚底のプレートシューズ3モデルを、従来の薄いレース用シューズと比べた実験では、ケニアの世界クラスの選手7人×3モデルの組み合わせで、10%以上良くなった場合もあれば、同じくらい悪くなった場合もありました。この7人では、平均ではっきりした差は出ませんでした。
17の試験をまとめた研究では、タイムも厚底のレース用シューズのほうが良い向きでしたが、効果の大きさは小さめでした。速いペースで走るほど効くかどうかは、統計ではっきりした差が出ていません。速いペースだけで効くとも、ペースに関係ないとも言い切れません。
出典(5本)
- 出典:Hoogkamer, W., Kipp, S., Frank, J.H., Farina, E.M., Luo, G., Kram, R.「A Comparison of the Energetic Cost of Running in Marathon Racing Shoes」Sports Medicine 48(4):1009-1019, 2018(DOI: 10.1007/s40279-017-0811-2・オンライン先行公開2017-11-16/同誌に訂正記事あり(doi:10.1007/s40279-017-0840-x)・2026-08-22確認)
- 出典:Hunter, I., McLeod, A., Valentine, D., Low, T., Ward, J., Hager, R.「Running economy, mechanics, and marathon racing shoes」Journal of Sports Sciences 37(20):2367-2373, 2019(DOI: 10.1080/02640414.2019.1633837・19人・時速約16km(4.44m/s)で、市販の Nike Vaporfly 4% を2足のマラソン用シューズと比べた実験。要旨で確認(性別と資金は要旨に記載なし)・2026-10-29確認)
- 出典:Bolliger, A., Spengler, C.M., Beltrami, F.G.「Impact of Advanced Footwear Technology on Running Economy at Slower Running Speeds: A Randomised, Cross-Over Investigation」Sports Medicine - Open 12:12, 2026(DOI: 10.1186/s40798-026-00977-3・14人(男性6・女性8)・時速7.5〜12km。On のレース用(Cloudboom Echo 3)と普段用(Cloudrunner 2)ほかを比べた実験。靴は On が提供し、研究室は On から本研究と無関係の寄付を受けている。全文で確認・2026-10-29確認)
- 出典:Knopp, M., Muñiz-Pardos, B., Wackerhage, H., Schönfelder, M., Guppy, F., Pitsiladis, Y., Ruiz, D.「Variability in Running Economy of Kenyan World-Class and European Amateur Male Runners with Advanced Footwear Running Technology: Experimental and Meta-analysis Results」Sports Medicine 53(6):1255-1271, 2023(DOI: 10.1007/s40279-023-01816-1・各群7名。著者自身が検出力不足であると明記し、世界クラス群の検出力を5.2〜20.4%と算出している。adidas社の資金提供で著者2名が同社社員。女性は含まれていない・2026-08-24確認)
- 出典:Xiao, Y., Hu, X., Tian, D., Qiu, A.「Effects of Advanced Footwear Technology on Running Economy and Endurance Performance: A Meta-Analysis」International Journal of Sports Medicine 47(2):81-94, 2026(DOI: 10.1055/a-2637-7283・17のランダム化クロスオーバー試験・281人のメタ分析。速さとの関係の回帰は統計的に有意でない(p=0.200・0.436)。要旨で確認(資金は要旨に記載なし)・2026-10-29確認)
レース向けは、定価の中央値がほかの用途より高く(上の表)、耐久性を割り切ったモデルもあります。効率の上乗せと、値段や耐久性のどちらを取るかは、目標や予算で人によって違います。
③ 万能シューズ
ジョグもスピード練習も1足でしたいときは、万能が候補になります。これは研究ではなく、シューログの用途の分け方です。万能に入らないシューズが、1足で済ませるのに向かないという意味ではありません。
研究の限界
ここで紹介した研究は、人数の少ない短い実験が多く、鍛えた男性が中心です。ナイキ(試作の実験)やアディダス(7人×3モデルの実験)が資金を出した研究、On が靴を提供した研究もあります。交代で使う研究、19人の実験、17の試験をまとめた研究は、要旨までしか確かめていません。市民ランナーに、そのまま当てはまるとは限りません。
運営者の考え — 目標タイム別の組み合わせ
ここからは研究ではなく、運営者の考えです。レースまで1足で十分かは、フルマラソンの目標タイムで変わると考えています。走力によってレースのペースが変わり、レース用の値段や耐久性に見合うかも変わるためです(ゆっくりのペースでも効率が良くなった実験はあります)。
目標タイム別のシューズの組み合わせ(運営者の考え・目安):
| フルマラソンの目標 | シューズの組み合わせ |
|---|---|
| 完走〜サブ5 | 1足:万能かジョグ向けの1足で、練習もレースも |
| サブ5〜サブ3.5 | 2足:ジョグ用+スピード練習向け(レースはスピード練習向け) |
| サブ3.5より速い | 3足:ジョグ用・スピード練習用・レース用 |
サブ5は5時間を切ること、サブ3.5は3時間30分を切ることです。
境目は目安で、人によって前後します。自分の目標に近い行と、今持っているシューズの数を比べてみてください。
まとめ — 用途を決めてから数値を見る
結論:シューズは数値から入るより、その1足を何のために履くかを先に決めた方が絞り込めます。用途が決まると、見るべき数値と、その数値をどちらに振るかが決まります。
| 用途 | 何のための1足か | 先に見る数値 |
|---|---|---|
| レース | レースで使う1足 | 重量・プレートの素材 |
| スピード練習 | ペースを上げて走る日に | 重量・厚み・(プレートの素材)・価格 |
| 万能(ジョグ+スピード練習) | ジョグもスピード練習も兼ねたいなら | 重量・厚み・価格(どちらに寄せるかで重みが変わります) |
| ジョグ | 走る量を積むための1足 | クッションの厚さ・足幅・価格 |
| 初めての1足 | まだ決まっていないなら | ジョグと同じ |
1足で十分か、用途で分けるかは、研究からは言い切れません。考える手がかり3つ(交代で使う・レース用・万能)は1足で十分? 用途で分ける?にまとめています。
運営者自身が「用途を決めて、数値で絞って、感覚で決める」流れで3足を決めた実例は私のランニングシューズの選び方にあります。
用途が決まったら、次は数値の側から絞ります。ドロップ・ソール厚・重量に加えて、プレート・ワイズで絞る読み方も数値の読み方にまとめています。
先に決めるのは数値ではなく、履く場面。
次のステップ:5つの用途からシューズを探す
公開日 2026-09-02|更新日 2026-10-29
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